求め続けてきた幸せは自分の心の中にあった−。今もなお、遠音に響く母親の声よ…。
過酷な労働に耐え、子供を産み育て、土地を守ることが農家の嫁の本分だった。激動の昭和初期から平成にかけて、ささやかな幸せを模索して懸命に生きた農夫・富美の生涯。
さるたみよじ著